キューピーの音楽評論(仮)

星野源のファンブログ

星野源の描く、理想の夫婦像

星野源の、通称‘’老人三部作‘’と呼ばれる曲をご存知だろうか?
老人と言うより、‘’老夫婦‘’を描いた曲です。
この3部作から、星野源の描いた理想の夫婦像と価値観がわかります。

星野源1stアルバム『ばかのうた』に収録されています。
ささいな日常を描いた、短編集を読むように楽しめるアルバムです。

老人三部作 その①『グー』

とある老人夫婦の日常を描いています。
“グー”とは、寝ている時の擬音ですね。
日常の生活を、大事に過ごしている1曲です。
お爺さんの視点から描かれる生活の1コマ。
お婆さんの寝起きの顔は“ぶちゃむくれ“ています。
“ぶちゃいく(不細工)“+“むくんでいる“という造語を使っていますが、可愛らしい印象ですね。
お爺さんのお婆さんに対する愛情を感じます。
よそ行きの恰好よりも、日常の素の顔が好きだと思っているお爺さんに癒されます。
しわのある口が開いていても、ヨダレを垂らしていても愛おしいと思ってもらえるなんて
女性からしたら嬉しいことです。

グーグーグー・・・と、リズミカルで気持ちいい語感が印象的な曲です。

しかし、物語の途中でお爺さんは倒れて、入院してしまいます。
その時でも、病院での手厚い看護を受けるより、家の布団でお婆さんの隣で眠りたいと願います。

最期は家に戻り、見慣れた天井や二人の布団が狭いことも嬉しいようです。
お爺さんは、お婆さんの寝起きの顔はもう見れないだろうと悟りながら、お婆さんの懐で眠りにつきます。
とても幸せな最期です。

私はこの曲を聞くと、病気を悪化させても頑なに入院しなかった父を思い出します。
遺される者としては長生きして欲しかった。
けれど、本人はそれで幸せだったのかもしれません。

老人三部作 その②『茶碗』

‘’茶碗‘’で、夫婦の長い年月を歌うこの曲。
柔らかく優しい歌声で歌い、ハンドクラップが心地よい1曲。

生活の基本。“毎日、食べる。“
その日々の積み重ねを、‘’茶碗‘’で表現しているこの曲。
あなたは、その茶碗を何年使い続けていますか?
この曲の名脇役とも言える茶碗は、20年使い続けた為にふちが剥げ、底も少し割れている。
ずっと夫婦の生活を支えてきた茶碗です。
過去から日々を繋いで生きていく様子が、茶碗で現わされています。
年季と味わいのある茶碗が想像できます。

そして面白いのが、茶碗の‘’剥げ‘’が、2番で髪の毛の‘’禿げ‘’に変わります。
茶碗が消耗し剥げていくように、夫婦も禿げて河童のようになっている。
例えが愉快だし、同じように年を重ねて過ごした証の禿げは素敵だなあと感じます。
お爺さんが、お婆さんの長い長い髪を梳いてあげる姿がまたいい。
サザエさんに登場するおフネさんみたいに、髪が長くてダンゴにしている姿をイメージしました。
古風なお婆ちゃん像です。
曲がった櫛も、大事に使い続けているのが素敵。

そういえば……星野源のライブ‘’YELLOW VOYAGE‘’(2016年)のグッズ。
‘’BANANA TOWEL‘’なる黄色いタオルがありました。
「死ぬ間際に、このタオルが側にあったら面白い」
ということを、星野源さんが言っていたのを思い出しました。
ヨボヨボになって瀕死の時に、真っ黄色でもないボロボロのこのタオルを持っている。
滑稽だけど素敵だと思いました。そのイメージと繋がります。

老人三部作 その③『老夫婦』

アコースティックギターの音色で、静かに始まるこの曲。

お婆さんが先に逝きます。
お爺さんは、お婆さんの好きだった場所を歩く、ただ、それだけの曲。
「ららら……ららら……」と歌う中に、全てが集約されます。
他に言葉で表現できないのだと思います。
何も考えてないとも言えるし、考え出すときりがないほどの思いがあるはずです。
長年連れ添った夫婦ですから。

‘’おじいちゃん‘’があだ名だった星野源

経験してきたかのように、老夫婦の歌を歌う星野源。
昔から老成していたのか‘’おじいちゃん‘’というあだ名だったようです。
‘’チューボーですよ‘’(2015.10.24放送)にゲスト出演していた際にも、ネタにしていました。
鬼ごっこしてる時に‘’おじいちゃん‘’の振りで回避する星野源がいました。

そういう私も‘’おばあちゃん‘’というあだ名でした。
同じような人も、この曲に共感できるのではないでしょうか?

‘’老人3部作‘’を通して、日々の生活をありのままに愛している。
ワードセンスでは‘’ぶちゃむくれている‘’の言葉。
‘’禿げ‘’とか、歌詞としては選ばないような言葉も入れるところに‘’日常‘’を歌ってるのだと感じます。

愛を歌う時、神格化したような歌詞だと嘘っぽくなる。
そのキラキラが良いという人もいるだろう。
格好つけてない言葉を使う方がより生々しい。

しかし、それはより高度な理想主義とも言える。
‘’特別な日‘’よりも、‘’日常‘’の方が圧倒的に多い。
その日常の中に愛情を持ち続ける方が、絶対的に難しい。そう、私は思うからです。
‘’こんな夫婦になりたいな‘’と思わせられるのです。

『ばかのうた』は、名曲がたくさんあります。
全曲を通して、演奏も歌声も優しい雰囲気に包まれています。
またご紹介していきますが、是非チェックしてみてください。

星野源『ばかのうた』をつくるpart1/4

星野源『ばかのうた』をつくるpart2/4

星野源『ばかのうた』をつくるpart3/4

星野源『ばかのうた』をつくるpart4/4


星野源がグレた!?『Pop Virus』【MV】の世界観

2019年12月12日。

3年振りの星野源 NEWアルバム『POP VIRUS』(ポップ ウイルス)の表題曲、『Pop Virus』のMVが解禁されました。

舞台イメージは、ニューヨークの地下鉄の車内。(理由は、後述します。)

車内の壁などにはたくさんの落書きがされていて、外国人の乗客の中にサングラスをした悪ぶった星野源が紛れています。

近年発表されたシングル『恋』『ドラえもん』『FamilySong』などの可愛らしく明るい星野源さんのイメージとはほど遠いもの。

ダウナーでカッコイイ星野源さんがいます。

ここで驚かされた人は多いと思います。

しかし、元々こういった心の暗い側面があったことは確かです。

星野源さんが思春期の頃には、不登校だった時期もありますし。

最近でも塞ぎこんでいた時期があり、『ダ・ヴィンチ』に掲載されたエッセイで本人から語られました。

nanimonodemonai-musume.hatenablog.com

心の闇を投影したような薄暗く荒れた車内に、音楽が流れます。

イヤホンをした女性は音に合わせて軽く体を揺らし、ヘッドホンをした男性はビートを刻みます。

これは一見エアドラムのようにも見えますが、MPCという楽器を演奏しています。

MPCプレイヤーは、星野源『アイデア』にも参加しているスタッツさん。

そのビートは、不規則に刻む心臓の鼓動のように、一拍ずつドクンと鳴ります。

窓の外から差し込む光は、まるで音に合わせて光っているようです。

心が陰るように、アナログシンセサイザーのザー・・・というノイズが響き、青や赤のネオンの光りが差し込みます。

アルバム『POP VIRUS』のジャケットになっている心臓の花が咲いた植木鉢は突如割られ、不穏さが増します。

サビから始まっているこの曲ですが、王道のJ-POPらしく派手に盛り上がるサビではありません。

ゆったりと落ち着いたテンポなのに心はざわつき、静かに体が揺れます。

そして、乗客たちは自由にバスケットボールのパスをしたり、友人とおしゃべりをしたり。

それぞれ自然に過ごしている動きが少しずつ音に重なり、やがて一つの大きなグルーブへと変わる。

気付けば、車内のみんなは好き勝手に踊りまくっている。

小さな音から、徐々に音楽というVirus(ウイルス)が感染していく様を見せられます。

不穏だと思った車内は、いつしか幸せな空間へと変わっていました。

このMVは、たったの3分程度。

その間に、ショートドラマが繰り広げられます。

そして、MVのラストは、実際は静かな車内で誰も踊ったりしていない。

ただ、普通に乗車しているだけという妄想オチでした。

星野源的ニューヨークと、フラッシュモブ

星野源さんは、ニューヨークへの強い憧れがあります。

過去に、次の新曲は『ニューヨーク』です。と、うそぶいていたこともありました。

前アルバムの『YELLOW DANCER』のブックレットには、ニューヨーク旅行(妄想)の話をしていたこともありました。

手元にある方は、是非読み返してください。

ニューヨークの地下鉄、落書き、フラッシュモブなどの共通点が見つかります。

その妄想の世界が、『Pop Virus』のMVだと思います。

そして、日本人的フラッシュモブというと、偏見かもしれませんがサプライズプロポーズなどのイメージがあります。

あざといと言いますか・・、事前に段取りをキッチリして、振り付けを準備して、一生懸命みんなで練習して、みたいに必死な感じがします。

冷静なタイプの人間や、非リア充は所業に引いてしまうと思います。

それに比べ、海外のフラッシュモブは異なると感じます。

去年、星野源さんが好きだと言っていたユーチューバーに、トドリック・ホールさんという方がいます。

フラッシュ・モブの動画があり、好きで見ているとのことでした。

例えば、マクドナルドで友人と注文しに行き、注文ついでに歌って踊っちゃうのが楽しい動画など。

見て頂ければ、わかるかと思います。

歌うと言っても、元は注文するだけの言葉。

踊ると言っても、自然と音の波に乗って体が揺れるということ。

一人でも素晴らしい歌唱力なので楽しめるとは思いますが、友人の体も自然に動かし、共に歌い、ただ働いているだけの店員さんを笑顔にする。

こうゆう日常の中に音楽が生まれ、感染していくことが、フラッシュモブの醍醐味なのだと感じます。

この注文シリーズは、回を追うごとにトドリックさんの音楽とエンタメに感染された仲間が増えていきます。

星野源さんがイメージするフラッシュモブは、こういう日常の中にある音楽の感染。

しかし、トドリックさんの動画のように始めからハッピーな様子ではない、星野源『Pop Virus』のMV。

『POP VIRUS』のコンセプトには陰のイメージもあることから、不穏な要素も盛り込まれているのではないでしょうか。

星野源が影響を受けたミュージカル

アメリカ的フラッシュモブと、ミュージカルにも共通点があると思います。

日常×音楽×ダンスという点では同じです。

異なることは、フラッシュモブは実生活の街中に存在する1コマ。

ミュージカルは映画などの架空世界で演じられること。

日本では、近年でしたら映画『ラ・ラ・ランド』や『グレイテスト・ショーマン』が流行り、ファンが増えたとは思います。

王道では、ディスニー映画もそうですね。

しかし、昔にもミュージカルの名作映画は存在しました。

星野源さんも好きだと公言している、映画『ブルース・ブラザース』(1980年)です。

本作品には世界的アーティストが大勢出演されていて、豪華なキャスティングでした。

前述のミュージカルと印象が異なる点は、主人公兄弟は悪さばかりしてきた裏社会の人間だということ。

二人とも黒スーツで、サングラス着用。何も知らない人は、ジャケットを見ればマフィアの怖い話だと勘違いするかもしれません。

ミュージカルは、キラキラしたドラマチックストーリーに使用するという固定概念が打ち砕かれる映画です。

元々がクズな兄弟ですが、最低な状況でも歌うし、踊るし、とてつもなくカッコイイのである。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンUSJ)でもショーがあったのですが、残念ながら2009年12月31日に終了してしまいました。

見たことがない方には、是非一度見て頂きたい名作です。

Amazonprimevideo

心に、生きることに、花を咲かせよう。

口から音が出る病気 心臓から花が咲くように

星野源『Pop Virus』作詞・作曲/星野源 より引用

歌うということは、心臓が脈うち生きることに花を咲かせるようだ。と、言っている気がしました。

病気というのは、人に感染していくウイルスのようだという意味で使っているのでしょう。

感染した者も、歌ってしまう病気になります。

MVのフラッシュモブのようにです。

そうすることで、みんなは心に、生きることに花を咲かせていけるのでしょう。

だからこそ、今日も星野源は歌を届けてくれるのだと思います。

最後に、こちらが撮影に参加された外国人の方たちとの記念撮影です。
とても楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。


※これは、あくまで私個人の見解です。
 今後発売される雑誌の本人インタビューや、ラジオ放送などで解釈の間違いが判明する可能性があります。ご了承ください。

星野源が乗り越えた心の闇

全国の星野源ファンの方と、そうでもない方へ。

ダ・ヴィンチ』2018年12月号は読みましたか?

今月号は、表紙+30ページ以上に渡る星野源の大特集でした。

『ダ・ヴィンチ』は何かと言いますと、書籍の紹介をしている月刊誌です。

本好きの人間には嬉しい雑誌で、私も昔から時々は読んでいたのですが・・

今回は、星野源NEWアルバム『POP VIRUS』発売発表を記念しての大特集。

テーマは、『星野源と、思考』。

確かに、素直な性格ながら、ミステリアスな面もある星野源さん。

何を考えているのかが気になりますね。

かつて、この雑誌で星野さんは『いのちの車窓から』というエッセイを連載していました。

編集部が『もっと星野源の思考を掘り下げたい!』との気迫で実現した企画!!

編集部も、星野源の『POP VIRUS』に感染させられたんだなあ・・・。

『POP VIRUS』に関しての記事はこちら。

nanimonodemonai-musume.hatenablog.com

今回、私はAmazon Kindleで購入。

これならどこでもスマホやPCで読めるし、汚れないし。

同居人にも場所取るって怒られる心配がありません。

思い切ってKindleデビューです。

内容をチェックしました。

まだ読んでないよ。知りたくないよ。
という人は、先を読むかどうかは自己判断でお願いします。

雑誌の読み方も、人それぞれですよね。

前から順に読む人。
気になる特集から読む人。
後ろから読む人。

私は、前から読みました。

表紙のグラビア写真。
本人インタビュー。
星野源とお仕事をした豪華関係者へのインタビュー。
対談。
著名人が星野源の作品をイメージして描きおろしたイラストなど。
数々の贅沢な特集は、大ボリュームでどれも面白かったです。
星野源の物作りの姿勢が、制作側から見えるのは嬉しい。

・・・しかし、一番の目玉は
『いのちの車窓から』コーナーの復活!!

やっぱり、ファンとしては星野源本人の言葉(エッセイ)が一番楽しみでした。

連載時は1ページ毎の連載でしたが、今回は見開き(2ページ)に渡るエッセイ。

これが、『こんなつもりじゃなかった・・・↓↓↓』
と後悔するほどの悲しい内容も盛り込まれていました。

(それでも読めてよかったと思うけど。)

星野さんのエッセイでこんなに泣いたのは、『働く男』の、くも膜下出血の病気の話以来です。

今回は、星野源さんの心の病です。

心と体は、密接に関係しています。
過密スケジュールにより睡眠不足になり、自律神経失調症にもなるでしょう。
それにより、心も病んでいった部分もあるでしょう。
しかし、星野源さんはそれは理由として挙げていませんでした。

大ヒット曲『恋』以降に、星野源が病みだした理由。
それは、連日仕事もプライベートも関係なく人目に晒され続けるストレス。

インフルエンサーになった星野源の名前を利用しようと、あの手この手で近づく大人たち。

近づけないならと、勝手に話を作り上げる記者たち。

行きつけのお店で待ちぶせしているファン。

売れることは嬉しいはずなのに、日々、悲しい、辛い気持ちが膨らんでいったそう。

その負の感情を誰かにさらけ出すこともできず、病んでいきました。

仕事以外では、ずっと隠れるように過ごしていたとのこと。

自分の暗い部分を表現するということは、とても勇気のいることです。

それが人を傷つけるかもしれない、自分が我慢すればいいと思う、繊細で優しい人なら尚更。

しかし、星野源だし。
私は少し意外でした。

今まで、そういうことも素直に表現してきたタイプだし。

例えば、昔からお腹が弱いエピソード。
学生の頃に、体育の授業でウンコを漏らしてあだ名がウンコになったとか。
オタク系の長髪だったり、不登校だった頃があることなど。

ファンの間では有名な話です。
そんな黒歴史も笑って話すタイプだから、ストレスは溜まらなそうと思うわけである。

だけど、急な状況の変化には、星野源も対応しきれなかったのでしょう。

周りは関係なく、精神をフラットの状態に保つのは難しいことだと思います。

逃げ恥を撮影していた頃。
共演者の新垣結衣さんのことを、「普通の感覚の女の子でいられることが凄い。」と褒めていました。

過去には鶴瓶さんのことを、裏表がなくて素敵だと言っていました。

自分もそうでありたいと言っていました。

それなのに、いつしかパブリックイメージの星野源に飲まれてしまっていました。

星野源のいう『POP VIRUS』の闇の部分です。

喜んで目立つ人もいるでしょうが、稀なタイプでしょう。

精神が蝕まれ、その時救いになったのは、お友達の生田斗真さん。

生田斗真さんといえば、アキハバラ@DEEPで共演して以来の友人。

星野源さんよりも業界は先輩ですし、ジャニーズ事務所所属ですし、イケメンですから。

ファンに追い掛け回されたりも、過去に経験されているでしょう。

それでもひねくれることなく、明るく優しい気遣いのできる斗真くん。

いかに優しい人であるかは、星野源さんからも語られています。

『星野源に良い友達がいてくれてよかったー!!!』(ファンの声)

気分転換にハワイへ二人旅に行った話は、自身のラジオでもしていました。

当時体調の悪かった星野源さん。

お腹を壊していて、トイレを探しまわったことも笑って話せていたからよかった。

思えば2017年の星野源さん、確かに顔色はずっと悪いイメージでした。

一段と痩せ細り、げっそりとしていました。

変ったのは星野源さんの周りもです。

単独ライブに行くと、『恋』以降はファンの様子が違っていました。

あちこちで、イレブンプレイ(ダンサー)さんのコスプレ風スカートを履いた女子。

ニセ明さんのコスプレをした学生。

以前ではない光景を目にして、不思議な気持ちでした。

音楽だけを純粋に楽しむ以上に、お祭り騒ぎ感があった。

会場でのアイドルみたいな黄色い声援なんかも、それまでなかったんです。

以前はですね、
お客は大人しそうな男女ばかりで、ライブが始まると急に踊りだすイメージでした。

途中のMCでも静かにしていて、星野さんから声援をねだるほど。

『同じ人のライブだよね!?』と戸惑いました。

今回のダ・ヴィンチの構成は、本当にえぐかった。

散々、星野源というアーティストの凄さを関係者に聞いて回り。

特集した最後のページに、目玉である本人エッセイ。

それは当然のことです。

それが皮肉なものです。

凄い凄いとみんなでもてはやした結果

『POP VIRUS』の肝でもある、暗い星野源の魂の叫びが聞こえてきた。

私は、星野源をアイドルのように思っているファンに物申します。

星野源は、ギター弾いてなきゃ、
歌歌ってなきゃ、
音楽作ってなきゃ、
芝居してなきゃ、
単なる変態下ネタ好きのアラフォーのオッサンである。
ラジオで、あんなにエグイ下ネタメールを楽しそうに読んでるんだもの!?
リスナーが大人しかった時は、本人の発言はもっと過激でした。

そして、クソもするし、屁もこくし、
起きたばっかりはきっと口も臭いし、
普段の星野源には何の価値もないよ。
みんなと同じ、ただ生活してるだけだよ。

稀に、リアル王子様みたいな人もいるかもしれないが、
星野源は人間くさい一般人。

今回のエッセイにガッカリした・・・というファンの声も聞きますが、
商業的星野源と、リアル星野源は別に決まってる。

嘘をついてるとかいうことではない。

どう売りたいっていう、企業の戦略があるだけ。

ファンの在り方も問われています。

今はファンの人数がえらい数だから。

自分一人だけの行動と思って動くのは安直です。

星野源さんを、なるべく疲れさせないようにしようね。

正しく応援しましょう。

毎月発刊の雑誌にしては珍しく、大反響により重版されたとのことですので、

読まれてない方は購読をオススメします。

POP VIRUSに侵される星野源の世界

星野源さん、3年振りのNEWアルバム
『POP VIRUS』(ポップ ウイルス)
の発売を発表されました。


大ヒット曲「」「Family Song」「アイデア」も収録とのことですが、
まだ発表されていない収録曲の中には暗い曲も同じくらい入るそうです。

どういうコンセプトのアルバムであるか
本人から語られた内容を元に、解説していきます。

POP VIRUSという言葉の意味

この言葉は、当然造語です。
ライター、編集者であった故・川勝正幸さんが著書に記していた言葉。
星野源さんがふと思い出し、自分なりの解釈も新たに加え、使用しているとのことです。

POP

popular(大衆的)の簡略形。
時流に乗っている様子。
まさに「恋」という曲、「恋ダンス」「逃げ恥」が社会現象となりました。
「恋」が大衆的な曲、星野源が大衆的アーティストと認知された瞬間です。

VIRUS(ウイルス)

細菌の50分の1程度の大きさ。
とても小さく、自分で細胞を持ちません。
細胞がないので、他の細胞に入り生きています。
ヒトの体にウイルスが侵入すると、
ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、
細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、
ほかの細胞に入りこみます。
このようにして、ウイルスは増殖していきます。

つまり、なにかが大衆的に流行るとき
自分がPOP VIRUSに知らない内に侵され増殖し、
あっという間に他の人にも入り込み増殖し
みんな熱に浮かされてる状態だということ。

この熱に浮かされるという言葉にも
2つ意味があります。
①病気により高熱で、うなされる。
②夢中になる。のぼせあがる。

このことから、VIRUSの言葉の中には、
流行の性質と同質のものがあると解釈できます。

しかし、VIRUSに感染しているとき、
人は予想以上の熱が出たり、辛い思いをします。

一方、流行の渦中にいるアーティストは
ただ楽しい最中のように想像すると思います。
しかし、星野源は「恋」が流行した翌年
2017年は大変辛い思いをしていたそうです。
詳細は語られませんが、多忙の極みで体調や精神が蝕まれたのかもしれません。
まさに、この点でもVIRUSに感染した状態と酷似していました。

流行して嬉しい反面、
苦しい面も多かったことが反映されているアルバム。

それが『POP VIRUS』という言葉に表現されているコンセプトです。

心臓を想起するデザインの秘密。

ジャケット写真は、吉田ユニさんの作品。
星野源の『恋』『FamilySong』『アイデア』なども
担当しており、引き続きタッグを組んでいます。

土に根を生やし、花を咲かせる植物。
赤と青の花も印象的ですが、
人の心臓の形をしていることに気づいた方もいるでしょう。

この心臓を模した造形ですが、
医学的にも正しく再現されています。
土:心臓
根:冠動脈(血管)
花:大動脈(太い血管)

素材は生きた植物を使用されているそうです。
CGは一切使用していません。

撮影現場の片隅で、別作業をしながら様子を見ていた星野源さん。
吉田ユニさんや美術スタッフの山田さんらが
花が枯れないよう、水などの栄養を与えながら
長時間の撮影をしていた様子を目撃していました。

にわかには信じられないと思います。
生きた植物を、人工的に意図した形に再現するのは
至難の業です。
これは、盆栽職人もきっと脱帽するレベル。

使用されているこの花は何なのか調べたのですが、
完全一致する植物は、ついにわかりませんでした。
どこから探して育てたのでしょうか?
この為に生まれてきた植物のように感じます。
動脈、静脈をイメージする鮮やかな赤と青の花。
とても綺麗です。

しかし、どうして心臓を模した形なのか?

星野源さんからは具体的に心臓の形とは指示していません。
アルバムには楽しい曲、悲しい曲、ゆったりした曲など様々な曲が収録されること。
暖かいが、グロテスクにしたいと要望を伝えたそうです。

そこから心臓をモチーフに考えた場合、
心や、ハートマークなども連想されますが
そういうPOPで可愛い印象ではない。

生きた植物を素材にしたことで
心臓も“生きている”ことが協調される。
暖かい血流が脈を打ち、生きる。
より生々しさが協調されます。

POP VIRUSに侵されよう。

楽しいことも、苦しいことも表現されているアルバム。『POP VIRUS』

最新シングル『アイデア』は、
1番が朝ドラの主題歌であり、明るい曲でした。
しかし、2番以降が発表されると、暗い内容であることで衝撃がありました。

今回のアルバムを象徴するシングルだったと言えます。

こちらは、配信限定販売のシングルでしたが
今回はCDに収録されます。

私の友人に、配信曲はハイレゾ以外は聞かないという音質重視の者がいます。
データ量が多いため、スマホで音楽を聴くには向いていないことから、まだニーズは少ないと思います。
そんな希少な類の友人も、アルバム発売を喜んでいました。

私も熱に浮かされながら、
楽曲が聞けることを楽しみにしています。

発売は、2018年12月19日(水)

まだ先ですが、予約販売が始まっています。

オススメは、初回限定版A
CD+Blu-ray+特製ブックレット のフルセット。
星野源の次のアルバムは、また3年後かもしれません。
それまでじっくり何度も楽しめる内容だと思います。

悲しみにくれる日も、スキップするほど嬉しい日も
きっとその気持ちに寄り添う楽曲があると思います。
CDを何度もリピートして聞き、
歌詞やアートワークが気になればブックレットを開き、
くだらない遊びを見たい時にはBlu-rayを鑑賞し、
雑談が聞きたい時にはBlu-rayの副音声を楽しみ、
過ごせることと思います。

特典のクリアファイルが欲しい方は
数量限定ですので、ご予約はお早めに。

星野源の‘’スターの仲間入り‘’感

星野源さんの曲ではないのですが……
私がこの曲のMV見た時には、
この中のメンバーに入るなんて!
スターじゃん!!と興奮しました。


サザンオールスターズ
『天国オン・ザ・ビーチ』(2015年)

敢えて昭和レトロっぽさも入れて、
チアガールが踊ったり。

ディスコティックな照明で、光も飛びまくりです。

曲も、昭和のニュアンスがありながら、POPです。

それぞれのアーティストは、
曲に乗って自由に歌ったり、踊ったり。
画面は次々に切り替わります。
(※映像の参加だけです。)

流石に、多忙な方たちばかりなので、
一同に会して……
というわけにはいかなかったようですが。
それでもスター大集合で、話題になりました。

サザンだからこそ集まったなー!と思います。

その中に、星野源さんもいました!!
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出典:サザンオールスターズ『天国・オン・ザ・ビーチ』-YouTube
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出典:サザンオールスターズ『天国・オン・ザ・ビーチ』-YouTube

これは……、
いよいよスターの仲間入りしたんだなぁ。
と感慨深いものがありました。

しかし……この曲、
歌詞を調べてみたら、ド下ネタなんですね(笑)

桑田佳祐がカッコ良く歌うから騙されたー!!

みんなも、楽しそうに踊ったりしてるけど……!!

星野源さんも、めっちゃ楽しそうに踊っています。
カットを集めてみました。
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出典:サザンオールスターズ『天国・オン・ザ・ビーチ』-YouTube

クロールをしたり、
定番の、おっぱいモミモミポーズ。
真顔で小刻みに横揺れするやつ。
ギターかき鳴らしたり。
星野源のポーズっぽいオンステージ。
ファンは、何回か確認したくなりますね。


念の為出演者紹介します。

サザンオールスターズ
ガッツ石松
奥田民生
AKB48
(小嶋陽菜指原莉乃島崎遥香渡辺麻友高橋みなみ柏木由紀)
木村カエラ
DREAMS COME TRUE(吉田美和中村正人)
星野源
モーニング娘。OG
(飯田圭織中澤裕子安倍なつみ)
斉藤和義
平井堅
増田恵子
吉井和哉

一人だけ、アーティストではない
ガッツ石松さんの出演も気になるところです。

是非チェックしてみてくださいね。

星野源の‘’好き‘’と‘’やり抜く努力‘’

あなたの心に残る言葉は、何でしょうか?

私が一番好きな、星野源さんの言葉。

いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、
そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ。

出典:文春文庫『働く男』星野源

『いや、星野源さん、才能あるでしょ。』
と思うかもしれませんが、
かつては評価が違いました。

2000年にSAKEROCKを結成。
当時、星野源20歳。

2010年にソロデビュー。
当時、星野源30歳。

2015年5月『SUN』がヒット。
当時、星野源35歳。

2016年10月『恋』が大ヒット。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』
恋ダンスが社会現象になりました。

順風満帆のようにも思いますが、
下積み期間は長い、
遅咲きのアーティストと言えるでしょう。

以前から、俳優、音楽、文筆業を
仕事にしていた星野源さん。

それが、初めから売れていたわけでは
ないのです。

周りに
“才能がない“と評価された場合

あなたなら、どうしますか?
才能がなければ、やめますか?

星野源は、才能がない。

私は、‘’才能がある‘’=‘’天才‘’とは、
自分が好きとか嫌いとか関係なく、

‘’周りが求めていることが出来ちゃう人‘’

のことだと思います。

何も意識しなくても周りにスカウトされて、
始めたらすぐ出来ちゃうタイプの人ですね。

2018年、旬の芸能人で言うと、
みやぞんさんでしょうか?

多才だし、素晴らしいことだと思います。

しかし、私は

星野源は‘’才能がない‘’し、‘’天才でもない‘’

と思っています。

‘’周りが求めていることを、
そのまま出来ない‘’から‘’才能がない‘’。

実際、事務仕事などでは、
ダメな例だと言えます。

しかし、‘’天才ではない‘’からこそ、

‘’予想と違う‘’、‘’予想を遥かに上回る‘’

ようなものが生み出されます。

しかし、
それはすぐに世間に受け入れられるものではありません。

なぜ、星野源は世間に受け入れられたのか?

そもそも、‘’周りの求めている仕事‘’と、
‘’自分のやりたい仕事‘’が違う場合。

‘’自分のやりたい仕事‘’を、
自分でプレゼンし売り込んで、
世間に浸透させるしかない。

昔、星野源さんが作っていたような楽曲は、
一般的なポップスとは違っていました。
(SAKEROCKの楽曲は特に。)

当然、バックアップしてくれる企業も、
仲間もいない所からのスタート。

星野源さん自らCDショップを回って、
「CD置いてください。」
と地道な営業もしていたようです。

文筆業にしても、
知り合いに編集者を紹介してもらって、
「小さなスペースでもいいから書かせて下さい。」
と、頼み込んだそうです。

無名の若者が頼み込んでくるわけですから、
辛く当たられることも多かったでしょう。
過酷な下積み期間ですね。

それで、どうして営業できたのか?

何が、人を動かしたのか?

自分は‘’コレが好き‘’という情熱。

それだけだと思います。

先ほど、星野源さんのことを
‘’天才‘’ではないと言いましたが……

私は、星野源さんのことを
‘’音楽の神様‘’と思っています。

(私の場合、俳優は役として見ていて、
星野源とは思っていません。)

私のいう‘’音楽の神様‘’は、
音楽をこよなく愛している人のことです。

本のタイトル『働く男』も、
星野源さんの大好きな
ユニコーン『働く男』から頂いています。
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出典:ユニコーン『働く男』

音楽を愛している人にしか、
真に愛のある曲や歌は作れないし、
人を動かせないのだと思います。

‘’売れる音楽‘’を意識して作るより

‘’好きな音楽‘’を、
‘’売れるように努力する‘’方が、難しい

と思います。

売り込みもそうですが、
‘’好きな音楽をJPOP向けに昇華出来るようなスキル‘’を
身につけられたのは、努力の賜物です。

もの作りをする人は、
こうであって欲しい。

自分に嘘はつかないで欲しい。

そうすることで、
一緒に形にしようと夢を見てくれる
仲間が出来るのだと思います。


余談ですが、先日NHKで放送された
『プロフェッショナル 仕事の流儀 子ども大学』で、
商品開発に携わる社長さんが

‘’自分が好きかどうか‘’が一番大切なこと

として話していました。
一流の物作りには、欠かせないことだと思います。

続けること。やり抜くこと。

星野源さんは、
シングルで『sun』や『恋』などの
斬新なポップスを発表するまでに、
シングルのカップリング曲などで
試作を重ねてきました。

やりたいこと(音楽)を見失わずに、
続けていたからこそです。

かの有名なエジソンも、
電球の発明を成功させるまでに
2万回の失敗をしたと言われています。

しかし、エジソンはこのことを

「‘’これでは電球は光らないという発見‘’を、
今までに2万回してきたのだ。」

と言っています。


信じて続けること。

その先の未来を想像すること。

信じ続けられること
(好きなこと)をする。

それが大切です。
そうありたいですね。

星野源とバナナマンの出逢い(+α)

バナナマン日村さんの誕生日祝いには、
毎年必ずバースデーソングを作っている星野源

バナナマンの冠ラジオ番組
TBSラジオバナナマンバナナムーンGOLD』にて。
www.tbsradio.jp
バナナマン同士も、とても仲の良いコンビで
毎年、お互いに誕生日祝いをしています。

星野源さんが、番組に呼ばれてお祝いするのは
2018年時点で、9年連続。

年々忙しくなる星野源さんですので、
電話出演や、事前に設楽さんが伺いに行く時もあります。

1曲が長い尺の場合は勿論、短い曲でも
相当の労力が想像できます。

近年は、ファンやリスナーの為に
頑張っている節もありますが。

そんな星野源さんと、バナナマンのお二人の出逢いは、
いつだったのでしょうか?

出逢いは、2006年 ローカルテレビドラマ

『アキハバラ@DEEP』での共演。

社会からドロップアウトした、難アリの若者達。
しかし、それぞれ何かに特化した才能があり、
それぞれが主人公。

とあるインターネットサイトを通じて出逢い、
秋葉原を舞台に、街のよろず屋をしながら
様々な問題を解決していく物語。
1話完結の物語とは別に、全編通しての物語がある。

原作は、『池袋ウエストゲートパーク』でも人気を博した
石田衣良(いしだ いら)さんの長編小説。
原作が気になる方は、是非チェックして頂きたい。

この主要メンバーの中に、いたのが・・・

タイコ(星野源)

 音楽担当。
 いつもヘッドホンをしている。
 フラッシュなど点滅する光を見ると
 白目をむいて気絶。
 頭から湯気が出る(笑)

 -ネタバレ注意-
 4話目はタイコの回で、泣ける話でした。
 失恋したのに、相手に優しくされる。
 フォローされれば、されるほど辛い。
 居ても立っても居られない。
 涙を堪えるように、慌てて話を遮る。
 ここで、私は号泣していましたよ。

ダルマ(日村勇紀)

 コスプレ担当。
 毎回様々なコスプレをする。
 しかし、強烈なビジュアルの為
 似ていたことはない(笑)

メイド喫茶のオタク常連客(設楽統)

 設楽統さんの役は、
 毎回登場するがシーンは短く、
 あまり絡みがなかったのが残念です。

他の出演者とも、
このドラマ以降仲良く、交流があるようです。
共演者の生田斗真さんは
星野源さんのラジオに2度ゲストで来て、
普通の友人同士として、とても親しげでした。
2人きりでハワイに旅行に行くほどの仲です。

星野源はこのドラマの役で、
ギターを手にしていた為、
空き時間などに遊びで弾いていたようです。

日村さんもギターが弾けますし(芸達者ですね)、
音楽が好きなこともあって意気投合。

以降、バナナマンさんの単独ライブのOP曲を、
SAKEROCK(※)に何年もお願いしていました。

(※星野源のインストバンド。今は解散している。)

曲も良いですし、
合わせて作ったライブOPの映像もとてもオシャレです。

ちなみに、
この『アキハバラ@DEEP』のED曲も、
星野源さんが作られています。

『YAWARAKA REGENT』

作曲/星野源
編曲・演奏/SAKEROCKとTUCKER)

レトロゲームの電子音のような、軽くてポップな音楽。
昔懐かし、ドット絵のエンディングロールも可愛い。

こちらは、
『SAKEROCKの季節』/SAKEROCK
(ベストアルバム2000-2013)に収録されています。

SAKEROCKの曲は、
他にも『おじいさん先生』が
同名ドラマの劇中歌で使われていたり。
密かに活動の場を広げていました。

星野源と設楽統から見た‘’日村‘’

星野源と設楽統は、
同じくらい日村が好きなのだと思います。
日村はどんなにグズで、ブサイクでも、
それを遥かに凌駕するほどのお人好しみたいです。
(もちろん面白いし、華もある。)

星野源からバナナマン日村への
バースデーソングの構成は、
後半が日村へのディスり(いじり)です。

年齢的にも芸能界的にも、
星野源より先輩の日村。

後輩にいじられるって、
懐の広い人にしか無理ですから。
(例えば、鶴瓶さんも。)

いるだけで、その場がパッと明るくなる人。
それが、バナナマン日村です。

裏テーマが‘’日村‘’の曲

実は、星野源のヒット曲『sun』は、
日村さんへのバースデーソングが元になっています。
メロディーの一部を使っています。

そして、『sun』の仮タイトルは、
『sun village』(日村)だったとのこと。
日村のバースディーソングの一部も使っていますが、
『日村の存在が太陽のようだという気持ちもあったのでは?』
と、私は解釈しました。

表向きは、マイケルジャクソンが太陽のような存在だと
語っていて、そちらも勿論間違ってはいないのでしょう。

そして、この『sun』のMVですが、
密かに日村さんがいます。

この背景の写真立てに注目です。
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出典:星野源 - SUN【MV & Trailer】

背景の写真を拡大すると・・・
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出典:星野源 - SUN【MV & Trailer】
母:日村
父:阿部サダヲ
子:星野源

これは強烈な家族写真ですね。

ドラマ『心がポキッとね』
(主演:阿部サダヲ)の主題歌が、『sun』でした。

阿部サダヲさんは、星野源(俳優業)と
同じ事務所‘’大人計画‘’の先輩。
頼みやすかったのもあるかもしれません。

この曲、日村さんが調子に乗って、
『sun』は、‘’俺の曲‘’と言いふらしていました(笑)
しかし、これはあくまで裏テーマです。

日村さんの誕生日は‘’5月14日‘’

実は、『FamilySong』でも
日村さんの誕生日ソングが一部使われました。

良いフレーズは有効活用しないとね。
ただ働きみたいなものですから。

とかく日村さんのバースデーソングは毎年楽しい。
楽しみにしてしまう。

バナナマンさんとの茶番劇も楽しい。

星野源が来てるとか、来ていないとか。
誕生日ソングが作ってあるとか、ないとか。
歌詞が酷いとか、どうとか。
わちゃわちゃします。

なんと、私が初めて聞いた星野源の曲は
『日村さん誕生日の歌』(2010~2013年)でした(笑)
この曲がなければ、
星野源さんにハマらなかった可能性もあるのです。

ただ、星野源さん、
過密スケジュールの中、曲作るのは絶対大変なので。
もう即興とかでワンフレーズだけでも良いように思います。
なんだか可哀想です。

バナナマンのお二人も、近年はかなり遠慮してます……。
ついに日村は、曲中でディスられても
一切怒らなくなりました(笑)

「ありがとうね~。」と言ってしまう日村さん。

後から、「コントにならない。」と、
星野源さんも苦笑していました。

私は、今までのバースデーソングも
コンテンツにして売ればいいのに。
と思っちゃいます。

そして、このバースデーシステムにも
区切りをつけて終わらせたらと思います。

何より、
無理なく仲の良い付き合いでいて欲しいと願います。

おまけ

日村さんから、星野源さんへのバースデーソング
‘’SAKEROCK『会社員』の、ヒムペキver.‘’
これもオススメです。
歌うまい&面白い&センス!!

※バナナマンの『バナナムーンGOLD』で替歌を披露するコーナー。
ヒムペキ兄さん=日村