キューピーの音楽評論(仮)

星野源のファンブログ

星野源とバナナマンの出逢い(+α)

バナナマン日村さんの誕生日祝いには、
毎年必ずバースデーソングを作っている星野源

バナナマンの冠ラジオ番組
TBSラジオバナナマンバナナムーンGOLD』にて。
www.tbsradio.jp
バナナマン同士も、とても仲の良いコンビで
毎年、お互いに誕生日祝いをしています。

星野源さんが、番組に呼ばれてお祝いするのは
2018年時点で、9年連続。

年々忙しくなる星野源さんですので、
電話出演や、事前に設楽さんが伺いに行く時もあります。

1曲が長い尺の場合は勿論、短い曲でも
相当の労力が想像できます。

近年は、ファンやリスナーの為に
頑張っている節もありますが。

そんな星野源さんと、バナナマンのお二人の出逢いは、
いつだったのでしょうか?

出逢いは、2006年 ローカルテレビドラマ

『アキハバラ@DEEP』での共演。

社会からドロップアウトした、難アリの若者達。
しかし、それぞれ何かに特化した才能があり、
それぞれが主人公。

とあるインターネットサイトを通じて出逢い、
秋葉原を舞台に、街のよろず屋をしながら
様々な問題を解決していく物語。
1話完結の物語とは別に、全編通しての物語がある。

原作は、『池袋ウエストゲートパーク』でも人気を博した
石田衣良(いしだ いら)さんの長編小説。
原作が気になる方は、是非チェックして頂きたい。

この主要メンバーの中に、いたのが・・・

タイコ(星野源)

 音楽担当。
 いつもヘッドホンをしている。
 フラッシュなど点滅する光を見ると
 白目をむいて気絶。
 頭から湯気が出る(笑)

 -ネタバレ注意-
 4話目はタイコの回で、泣ける話でした。
 失恋したのに、相手に優しくされる。
 フォローされれば、されるほど辛い。
 居ても立っても居られない。
 涙を堪えるように、慌てて話を遮る。
 ここで、私は号泣していましたよ。

ダルマ(日村勇紀)

 コスプレ担当。
 毎回様々なコスプレをする。
 しかし、強烈なビジュアルの為
 似ていたことはない(笑)

メイド喫茶のオタク常連客(設楽統)

 設楽統さんの役は、
 毎回登場するがシーンは短く、
 あまり絡みがなかったのが残念です。

他の出演者とも、
このドラマ以降仲良く、交流があるようです。
共演者の生田斗真さんは
星野源さんのラジオに2度ゲストで来て、
普通の友人同士として、とても親しげでした。
2人きりでハワイに旅行に行くほどの仲です。

星野源はこのドラマの役で、
ギターを手にしていた為、
空き時間などに遊びで弾いていたようです。

日村さんもギターが弾けますし(芸達者ですね)、
音楽が好きなこともあって意気投合。

以降、バナナマンさんの単独ライブのOP曲を、
SAKEROCK(※)に何年もお願いしていました。

(※星野源のインストバンド。今は解散している。)

曲も良いですし、
合わせて作ったライブOPの映像もとてもオシャレです。

ちなみに、
この『アキハバラ@DEEP』のED曲も、
星野源さんが作られています。

『YAWARAKA REGENT』

作曲/星野源
編曲・演奏/SAKEROCKとTUCKER)

レトロゲームの電子音のような、軽くてポップな音楽。
昔懐かし、ドット絵のエンディングロールも可愛い。

こちらは、
『SAKEROCKの季節』/SAKEROCK
(ベストアルバム2000-2013)に収録されています。

SAKEROCKの曲は、
他にも『おじいさん先生』が
同名ドラマの劇中歌で使われていたり。
密かに活動の場を広げていました。

星野源と設楽統から見た‘’日村‘’

星野源と設楽統は、
同じくらい日村が好きなのだと思います。
日村はどんなにグズで、ブサイクでも、
それを遥かに凌駕するほどのお人好しみたいです。
(もちろん面白いし、華もある。)

星野源からバナナマン日村への
バースデーソングの構成は、
後半が日村へのディスり(いじり)です。

年齢的にも芸能界的にも、
星野源より先輩の日村。

後輩にいじられるって、
懐の広い人にしか無理ですから。
(例えば、鶴瓶さんも。)

いるだけで、その場がパッと明るくなる人。
それが、バナナマン日村です。

裏テーマが‘’日村‘’の曲

実は、星野源のヒット曲『sun』は、
日村さんへのバースデーソングが元になっています。
メロディーの一部を使っています。

そして、『sun』の仮タイトルは、
『sun village』(日村)だったとのこと。
日村のバースディーソングの一部も使っていますが、
『日村の存在が太陽のようだという気持ちもあったのでは?』
と、私は解釈しました。

表向きは、マイケルジャクソンが太陽のような存在だと
語っていて、そちらも勿論間違ってはいないのでしょう。

そして、この『sun』のMVですが、
密かに日村さんがいます。

この背景の写真立てに注目です。
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出典:星野源 - SUN【MV & Trailer】

背景の写真を拡大すると・・・
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出典:星野源 - SUN【MV & Trailer】
母:日村
父:阿部サダヲ
子:星野源

これは強烈な家族写真ですね。

ドラマ『心がポキッとね』
(主演:阿部サダヲ)の主題歌が、『sun』でした。

阿部サダヲさんは、星野源(俳優業)と
同じ事務所‘’大人計画‘’の先輩。
頼みやすかったのもあるかもしれません。

この曲、日村さんが調子に乗って、
『sun』は、‘’俺の曲‘’と言いふらしていました(笑)
しかし、これはあくまで裏テーマです。

日村さんの誕生日は‘’5月14日‘’

実は、『FamilySong』でも
日村さんの誕生日ソングが一部使われました。

良いフレーズは有効活用しないとね。
ただ働きみたいなものですから。

とかく日村さんのバースデーソングは毎年楽しい。
楽しみにしてしまう。

バナナマンさんとの茶番劇も楽しい。

星野源が来てるとか、来ていないとか。
誕生日ソングが作ってあるとか、ないとか。
歌詞が酷いとか、どうとか。
わちゃわちゃします。

なんと、私が初めて聞いた星野源の曲は
『日村さん誕生日の歌』(2010~2013年)でした(笑)
この曲がなければ、
星野源さんにハマらなかった可能性もあるのです。

ただ、星野源さん、
過密スケジュールの中、曲作るのは絶対大変なので。
もう即興とかでワンフレーズだけでも良いように思います。
なんだか可哀想です。

バナナマンのお二人も、近年はかなり遠慮してます……。
ついに日村は、曲中でディスられても
一切怒らなくなりました(笑)

「ありがとうね~。」と言ってしまう日村さん。

後から、「コントにならない。」と、
星野源さんも苦笑していました。

私は、今までのバースデーソングも
コンテンツにして売ればいいのに。
と思っちゃいます。

そして、このバースデーシステムにも
区切りをつけて終わらせたらと思います。

何より、
無理なく仲の良い付き合いでいて欲しいと願います。

おまけ

日村さんから、星野源さんへのバースデーソング
‘’SAKEROCK『会社員』の、ヒムペキver.‘’
これもオススメです。
歌うまい&面白い&センス!!

※バナナマンの『バナナムーンGOLD』で替歌を披露するコーナー。
ヒムペキ兄さん=日村

星野源が編曲にまで携わる理由とは?

好きな曲が収録されているアルバムを買ったけど
『あれ?なんか期待してたのと違うな?』
『あの曲は好きだけど、この曲はイマイチ?』
と違和感を感じたことはありませんか?

配信で好きな曲だけを購入できる時代ですので、
CDでの購入者は減ってきていると思います。
もしかすると、経験のない方もいると思います。
すると、気持ちはわからないでしょうか?

私は配信のなかった時代も経験していますので、
度々ありました。

その原因が判明したのが、
星野源さんが現れてからのこと。

星野源さんのアルバムを聴いた時、
一切の違和感がなく、
始めから最後まで聞きこむことができました。

それは、なぜだろうと思い、
調べてみてわかったことがあります。
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日本人アーティストは、編曲までは自らしない!?

星野源さんが、語っていて知ったことです。

曲の編曲まで自ら手掛けている日本人アーティストは、ほぼいないということ。

みなさん、歌詞カードのクレジットは見ますか?

正直、気にしたことがなかったのですが、
調べて見る習慣ができました。

arranged by...(編曲者)と名前が書いてある部分。
歌手と別のarrangerさん。
曲ごとに違うarrangerさん。
これは、普通だと思っていました。
洋楽には疎く、関わって来なかった為
『そういうものなんだ・・。』と、思っていた。

ここに、違和感の原因がありました。

例① 作詞・作曲/バンドメンバー
   編曲/別の編曲者

例② 作詞/歌手
   作曲/別の作曲者
   編曲/また別の作曲者。

例② プロデューサーが付いているアイドル。
   作詞・作曲・編曲/全部違う人。

それぞれの表現方法や、
戦略が違うので良いとは思います。

それが、日本の音楽文化としてあるだけ。

私は、中田ヤスタカさんプロデュースの、
きゃりーぱみゅぱみゅさんの楽曲も大好きです。

しかし、どのアーティストとは言及しませんが、
違和感が拭えない場合もあります。

アルバムで出ているのに各曲の趣向が違いすぎる。
それが、気持ち悪いというか・・・
気持ちの切り替えがうまく出来ない自分がいます。

関係者が多くなる場合、
アルバムを綺麗にまとめ上げるのは大変。
仕方ないのかな、とも思います。

CD全曲通しての一体感を出すには?

CD全曲通しての一体感を出すには、
最初から最後まで、音楽の方向性や構成を
まとめることは必要不可欠です。

もちろん、一流アーティストはしている
とは思いますが・・・

星野源さんの楽曲は、作詞、作曲、編曲まで
星野源さんご自身でされています。

更に、楽曲に参加してくれる演奏者も
自ら見つけてきてオファーをしたり、
常に楽曲のイメージに合う音を追い求めています。

楽曲によく参加されているベーシスト。
ハマオカモトさん。
彼がまだ“オカモトズ”のメンバーでなかった頃。
ほぼ無名の頃に、星野源さんがベースの音に惚れ、
オファーしています。

そこまでするからこそ、
CD全曲を通してのイメージに一貫性がある。
『世界に浸れるとこんなに気持ちいいのか!』
という感動がありました。

面白い小説や漫画を徹夜で読むように、
初めて音楽に夢中になることができました。

音楽に触れて、初めての体験。

星野源さんが目指した表現。
拘った歌詞。音の趣向。
それらが自然に感じられました。

時代ごとにCDを聞くと、
移り変わりも面白く、物語があります。

是非CDで聞いて欲しいと思います。

これが、CDパッケージ販売に拘っていた理由です。

CD販売に拘った理由

そう、星野源さん。
数年前まで楽曲の配信はありませんでした。

配信を始めたのは2015年『sun』より後。
既に、音楽配信が一般化していた時代。
珍しいことです。

過去の曲も一斉に音楽サイトで
配信を開始しました。

所属が、大手音楽事務所に移籍したことも
関係あるかもしれません。

それまでCD販売に拘っていた訳の1つは、
アルバムやシングルを通して聞く面白さを
伝えたかったからなのです。

歌手じゃなく、
『“音楽家 星野源“として認められたい!』
という思いもあったのでしょう。

確かに、配信であれば曲順も関係ない。
カップリング曲も聞かない可能性がある。

でも、星野源さんは
『曲順もカップリング曲も意味がある!』
『通して聞くのは面白いんだ!』
という自信や、伝えたい気持ちがあったのでしょう。

私は、まんまと術中にはまりました。

今までの星野源さんのシングル、
アルバムは全てCDで持っています。

(アイデアは配信のみですが。)

私は、良かった!と強く思います。

CDを聞き始めると、
必ず最後の曲まで聞きたくなります。

カップリング曲については、
様々な実験曲がありました。

あの時のカップリング曲の実験が
このシングルに繋がった!
という発見もあります。

全て繋がっている。
個々の面白さがありながら、
どの曲も置き去りにされたり、浮いていない。

特に、『YELLOW DANCER』は秀逸でした。
発売から2~3か月は、通勤の行き帰りに何度も聞きました。

ドリカムの中村正人さんも、評価!!

DREAMS COME TRUEの中村正人さんも、自身のラジオで
「星野源さんのアレンジャーとしての才能とこだわり。
これに注目している」
と、おっしゃっていたそうです。

これには、星野さんも大喜びでした。

星野源がアレンジしていない曲。

アレンジにもとことん拘る星野さん。

しかし、自身の曲で、一曲だけ。
亀田誠治さんがアレンジした曲があります。

『ギャグ』という曲です。

『聖☆おにいさん』の主題歌
(※星野源、森山未來のダブル主演アニメ映画)

当時は病気の為に、納期が間に合わず。
泣く泣くアレンジを他の方にお願いしました。

この曲も大好きですが、
『星野源がアレンジをしていたら、
どんな風になったんだろう?』
という思いもあります。

この曲だけはシングルの中で唯一、
アルバムに収録されない曲になりました。

漫画のコマの中で、
キャラクターたちが自由に動き回る様子を楽しく表現した楽曲です。

編曲の強みはライブでも!!

星野源さんのライブでも、
様々なアレンジが楽しめます。

打ち込み音楽のアーティストでは
色々と難しいところがあるかと思います。

星野源さんのライブでは、
そのライブやツアーのコンセプトに合わせて、
ガラッとアレンジの変わった曲が聞けます。

昔の楽曲が、
最近の楽曲と 一体感のあるアレンジに変わり
驚くことも多々あります。

私が星野源ライブに絶対行きたい理由。
一番目の理由です。
この時にしかやらない演奏がある。
それを聞き逃したくない!

チケットを取るのが困難ですが、
遠方まで行くのも苦になりませんでした。

編曲が出来るのは何故?

星野源さんがリーダーのSAKEROCKという
インストゥルメンタルバンドをしていた。

この下積み時代があったからだと思います。

歌わないし、ポップスとは少し違う音楽。
特殊なバンドの印象。
業界からも期待されていなかったバンド。

仮に、
星野源が超絶イケメンで。
誰もがハッとする美声の持ち主。
すると、業界人は放っておかず、おんぶに抱っこ。
作詞・作曲・アレンジまで業界の望むイメージに仕上げ、売り出されていたかもしれません。

しかし、星野源は自分自身の感性を信じ、
信念と実力で一つ一つ階段を上ってきた。

そんなアーティストだからこそ、
やりたいことを実現できるよう
自ら編曲も手掛け、成長したのだと思います。

SAKEROCKの曲は、今でも密かに
テレビ番組のBGMで使われていることがあります。
『ヒルナンデス』のロケや、『サラ飯』で流れて、
ハッとしたことがあります。
1人でウキウキします。
同じような人いますか?

ちょっと不思議で面白い。
SAKEROCKの楽曲も
是非チェックしてみてください。

編曲者 星野源について。
楽しんで頂けましたでしょうか?

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初出掲載:2018年10月14日